思い出の詰まったバルコニー

マイホームの中で気に入っている場所はいくつかありますが、特にバルコニーが好きですね。

広さは六畳くらいだと思います。二階部分で屋根がないので、日陰にならず天気の良い日には洗濯物を干すのに重宝します。自宅の裏が空き地と山になっているので、バルコニーに出るととても静かで開放感があります。

あまりお行儀が良くないのですが、子供の頃は好く晴れた日に広げた布団の上に大の字になって日向ぼっこしたり、流星群が来ると聞けば寝転んで家族と星を眺めたりすることもありました。若かりし頃の父が空手をやっていたので、私達兄弟と一緒にバルコニーで練習をしたこともあります。高い位置に手すりがあるので落下の心配がなく、のびのびと練習出来ました。

田舎の一戸建てとあって、子供がバタバタ走り回ってもご近所から苦情が来ることもなく、何かと家族が集まる場所になっていていろいろな思い出があります。

私が赤ちゃんの頃に建てられた家なのでだいぶ古くなっており、家族構成も変わったため、近々ここを新しい部屋にしようかという案が持ち上がっています。個人的にはお気に入りのスペースでずっと残しておきたいのでちょっぴり心苦しいですが、どうなることやら。